治療指針
子宮を中心とする下焦の腎気をあげる。
肝鬱が強ければ適宜払い、腎気への負担を取る。
現時点で瘀血を中心とする治療は主軸にしない
生活提言
卵子提供しかないと言われながらも、この5年本当によく頑張っていらっしゃいましたね。 卵巣の状況が非常に悪いながらも年齢がまだ30代と言うこともあり、採卵受精できた卵は胚盤胞にもなっています。このせっかく出来た受精卵を大事に移植し、妊娠出産に至れるようにしていきたいと思います。
このためには、まず、採卵できている今の状況では採卵を優先し、一つでも多くの受精卵を作ることを考えていきましょう。過去の状況でも採卵できるのは数が少なく、また移植したあとは特に採卵が難しくなっています。年齢的に採卵が出来る時間が残り少なくなっていますので、ご本人の『ここまでやったら納得が出来る』という状況までまず採卵を続けてはいかがと思います。
移植に関してですが、過去になんとか着床までは進むことがあったようですね。
いまの下焦の状況は支えとなる腎気が弱いために少しの負担でも過度な緊張感をもちやすくなっており、それが妊娠自体の難しさ、そして妊娠の継続の難しさへと繋がっています。
採卵を続けながら、この下焦(下腹部)の力を充実させていきましょう。毎日のお灸、棒灸などがとても効果的です。少しづつ続けていきましょう。
治療歴
2009年7月初診
初診より48診、ホルモン補充周期(HR周期)にて妊娠
1回目の判定日hcg15.0
無事に2011年5月出産 おめでとうございます。
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