22歳で仕事をはじめてから肩こりを中心として腰痛もおこり、生理に大きな塊がまじる ようになっている。肝鬱が強い素体があったと思われる。
27歳で自然妊娠出産し、生理の塊が小さくなるなど一定のオケツの解消がみられた。
しかしながら、出産により腎気をひとつおとしてしまったことにより、肝鬱が強くなり 生理前のイライラや気持ちの悪さや、胃気は上逆しやすくなりむかむかする感じが出現 したものと思われる。
30歳の頃、生活の変化があり歩かなくなった。このころより肩こりよりも腰痛が辛くな り、朝もつらく、夕方から腰痛がひどくなり動くのも辛くなってしまった。
歩いていたことがなくなり、脾気へのバックアップが減ったことにより、季節の変わ り目に体調が悪い、便が出きらない感じがし付着してとれにくいことがよくある、中脘 が硬く心下に向かって堅さがある、間食などもともと弱りぎみの脾気に負担をかけるこ とになり、脾気から腎気へのバックアップが不足したために腰痛の悪化、朝のつらさと いう陽気不足を中心とする腎気不足が明瞭になってしまったと思われる。
弁証
脾気虚損
腎虚を中心とした気虚論治
益気補脾
温陽補腎
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