治療指針:生活提言:治療経過


二人目不妊、早産が心配弁証論治
病因病理:弁証論治




病因病理



12歳の時に月経がはじまったものの、16歳の時に1年止まり それ以降生理不順となっている。それなりに腎気が充実し天癸が致ったものの、その後の衝任脈腎気の支えが充分ではなかったために、発熱したり、歯を抜いたり、体調が悪かったりというという、腎気を中心に素体に負担がかかると、子宮への養いが不足し生理が飛ぶという状況であった。

仕事を始めてから首や肩の凝りがはじまる。仕事によって気が上焦に集まりやすくなっている中、疲労や腎気の不足があったため、生命力を使って自然に解決することが出来ず、常に続く気血の鬱滞を生じやすくなり首肩の凝りとなっていったと思われる。







生理が不順であったものの29歳の時に、少し排卵誘発剤の力を借りて無事に自然妊娠。しかしながら32週より切迫早産となり安静加療が必要であり夜間尿もはじまった。もともと腎気の不足があったため妊娠した子宮をしっかりと支えきれなかったのだと思われる。

出産後は母乳も出て、順調に回復し、以前よりも生理が周期的に(40-60日)くるようになった。出産によってある程度の気血の鬱滞が解消され、肝腎のリズムが出産前よりはスムーズにつくようになったと思われる。しかしながら腎気は陰陽ともに補われることがなかったので疲れやすくなり、冬に生理が飛んだりしている。

またいつの時期からかは判然としないが、体表観察により肺兪の発汗陥凹、身柱の発汗と明瞭な風邪の内陥も観察できる。このことから首肩の凝りがひどいという自覚症状につながっていったと思われる。またこの風邪の内陥が生命力に負担をかけ腎気の回復を遅くしていると思われる。陥凹した左右の三焦兪を帯でつなぐように細絡が出現、大腸兪がなんとなく弱く、腰痛はないとおっしゃるものの腰部は硬くなるなど体表観察からも腎を中心とする下焦の弱りは明瞭である。




弁証論治



弁証

腎虚
風邪の内陥

論治

疎風散寒
温陽補腎







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

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