治療指針:生活提言:治療経過


不育(19w,9w)不妊の弁証論治
病因病理:弁証論治



病因病理



19才で側湾が指摘され、20才前から、腰痛があり、ひどい便秘で冷え性というエピソードがあることからもともとの腎気の弱さがあったと思われる。

29才での第一子の妊娠中に子宮頚管長が短くなり2ヶ月の入院、 40週の在胎日数はあるものの2500㌘での出産となった。

腎気の弱さがあったため子宮をしっかりと温養できず、頚管長が短く 胎児も小さめであったのではないかと思われる。

その後、仕事も忙しく、徹夜も多い状態が続き腎気に負担がおおく、肝気を振り絞って 仕事をがんばり通したので、やはり子宮を温養することができず、32才の妊娠は19週で 流産となってしまった。







ご自身の日々として、仕事を自分が疲労を感じていても徹夜などをして頑張ることが日常であり、また体重が少しでも増えればBMIが18を切った底体重であっても食事をセーブしており、強い肝鬱と気血そのものが養われにくい状態で腎気を損傷しがちであったと思われる。34才の時には腰が痛くて動けなくなるほどの状態になった。指圧によって少し肝鬱が緩和され動けない程ではなくなったが腎気が補われることはなかったので、腰痛は継続し、36才の妊娠は出血が続き9週で流産している。

背部腧穴をみると、背部腧穴の弱りが非常に明瞭で、 胃兪を根とした筋張り、そしてその下の腎兪の二行や固さなどがあり 裏となる腎気の弱さが明瞭である。そして、腹部をみると心下の詰まりがきつく、 肝の相火裏肝の相火もきつく、臍は上方にひっぱられ気海関元が抜けている。

土台となる腎気の弱りと、強い肝鬱が明瞭に示されている。 脾胃の状態は食べれば太ることができるというそれなりに力はあるようだが、 肝鬱が強く便通は3,4日に一度のコロコロ便となっていると思われる。




弁証論治



弁証 腎虚肝鬱

論治 益気補腎 疏肝理気







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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