治療指針:生活提言:治療経過


月の沙漠が謳いたい弁証論治
病因病理



病因病理



現在妊娠16週、妊娠前から発症している頭痛肩こりがより悪化しているという状態である。

この肩こり頭痛は、20代後半からはじまり、後頭部と、前頭部に痛みがある。

ご本人としては肩こりが強くなると頭痛が発症するという感じがしている。

生理前にはイライラしたりするが頭痛肩こりは連動していない。

体表観察からは風邪の内陥がうかがわれ、生理周期に連動していないということより肝鬱そのものからの頭痛というよりも、、頭痛の部位が後頭部が強く両列缺の明瞭なこそげ、合谷のこそげ、両大杼の冷え、肺兪の大きな陥凹から風邪の内陥が発症のきっかけにあり、現在もこの頭痛肩こりに大きな影響を与えていると思われる。







妊娠によるつわりが始まった頃より、食欲不振、便秘と下痢、不眠、多夢、朝起きがたいという状況となり体調全体が悪化し体重の減少も6キロとかなり強くおこり、特に妊娠11週ゴロから主訴である頭痛肩こりがつよくなっている。

妊娠によって腎気に負担がかかった状態であるのでつわりによる気逆がより強くなってしまい腎気にはより負担となり、不眠多夢朝起きがたい状況や、腎気のバックアップが減ったために、脾気も低下し便秘と下痢もおき、肝気犯胃によって食欲が低下したため、体重も大きく減少し。脾気腎気ともに支えが不足しがちになったために、主訴である頭痛や肩こりが悪化したものと思われる。

普段であれば、マッサージや薬物などによって対処療法的に、上焦の鬱滞をとり気をめぐらせることでなんとかしのいでいたのではないかと思われるが、妊娠中であるので、対処療法ができず、上焦の強い鬱滞がより悪循環におちいり腎気がより虚弱に成り、入浴でさえも疲労となり気逆がつよくなり肝気犯胃となって吐き気がつよくなってしまっている。




弁証論治



弁証:風邪の内陥 脾腎両虚 気逆肝鬱

論治:補脾補腎







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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