閉経前後の諸症についての
歴代の考え方




歴代の医書の中にはこの問題に関する専門的な記載はみられません。 この病名がなかったため、女性の閉経前後にあらわれるさまざまな症状の 多くは、内科的に弁証され、治療されてきました。1964年に全国の高 等医薬院校の教材を修正するとき始めて、《中医婦科学》の中にこの「閉 経前後の諸症」について記載がなされました。その病名は、「経断前後の 諸証」とされています。〔訳注:「経断」「絶経」のことを、日本で一般 に使用されている「閉経」に置き換えて訳します。〕









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