寝つきが悪い弁証論治


寝つきが悪い弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



まず、脾気を回復させて腎気への負担を軽くする。

次に、脾気の助けがある中で腎気をたてて、肝気が納まりやすくな ることを目指す。

補脾補腎されることによって、全身の気虚も救われると思われる。




生活提言



○○さんのお身体の状態は大変疲れている状態です。疲れているの に眠れないということが不思議かもしれませんが、疲れて生命力が 衰弱していると全身の気が迷子のような状態で、どこに帰ってよい かわからなくなってしまいます。全身の気が帰るべき場所に帰れれ ば、人は眠りにつきます。なので、衰弱した生命力を回復させる必 要があります。

○○さんは今までちょっとづつ身体に無理をさせてきました。その ちょっとした無理の積み重ねが、今のお身体の状態を招いてしま っています。生命力を回復させるために、身体に無理をさせない 日々の過ごし方に少しずつ変えていきましょう。一度に全部は大変 なので、食生活の改善を中心に取り組んでみましょう。胃腸に負担 をかけると胃腸が疲れて、生命力を損なうことになります。なので、 胃腸の疲れを回復させて生命力を養っていきましょう。







具体的に言うと、食事の量を減らしてみましょう。小さい頃からお 腹をくだしやすく食後の胸焼けがあるとのことですが、これらは食 べ過ぎが原因の一つと考えられます。下痢や胸焼けが起きないぐら いの量が○○さんの適量といえるので、食事量を減らす所から始め ましょう。その時、よく噛んでたべると満腹感が得られますよ。 また、仕事柄時間が不規則になりがちだと思いますが、可能であれ ば食事の時間を決めるとお腹が空きすぎて食べ過ぎてしまうのを防 げると思います。これらのことは、食べ過ぎ防止だけでなく胃の負 担を少なくすることにもつながりますので、非常におすすめです。

また、お身体が疲れている状態なので休養もとりましょうね。眠れ なくても、電気を消して目を閉じてベッドに横になるだけでもお身 体は休まりますよ。

生活改善は気長に、気楽がポイントです。できない日があっても、 また明日から再チャレンジすれば大丈夫、ぐらいの気持ちで取り組ん でいきましょうね。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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