しっかり腎気を補う。
脾器も小さめなので、脾気も同時に手入れすることで、腎気の後押しに したい。その結果、体重がもう少し増えると生命力として安定すると考 える。
もともと人より冷え性であったり、手足の指先が冷えたりするのは、少 し生命力の器が小さいと考えられます。生理前に下腹部や胃が痛むの も、生理を起こすために身体が頑張っており、生理的なことではあるの ですが、その頑張りが少し負担になるために症状が出ると思われます。
生命力の器が小さいということは生命力の余力も少なく余裕がないの で、なかなか妊娠しにくいと考えられます。流産の後、悪夢や気分の落 ち込みは無くなったとのことですので、流産で損傷した身体の力はある 程度回復していると思われます。ただ、生理周期が長くなったままとの ことなので、更なる生命力の回復、生命力の底上げを鍼灸治療でやって いきたいと思っています。
お話を伺うと、自分の器の範囲でうまく生活されており、日常生活が養 生になっているとお見受けし、とても良い習慣だと思います。引き続 き、その日の疲れはその日のうちに取れるように、しっかりと睡眠をと り、規則的な生活を続けて下さい。
お食事も気を付けていらっしゃることとは思います。ただ元々食べても 太れないとのことですので、食事から生命力を取り込みにくいと考えら れますが、暴飲暴食できないということは胃腸を守る食習慣であるとも 言えます。量が食べられない人は、間食をお菓子などではなく、小さな 食事にするようにして、血や肉になるものを取ることをお薦めします。 また鍼灸治療で胃腸の力が高まってくれば、同じものを食べても、より 自分の身にできるようになってくると思います。無理なく体重が増えて くれば生命力の充実、体調の安定感に繋がると考えます。
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