病因病理;弁証論治


冷え性(妊娠希望)の弁証論治
五臓の弁別






経前に時々乳房の鈍痛とイライラ
月経初期に小さな塊がおりる
朝と深夜に調子が悪いが一定はしていない

便の形は細い

39歳よりKレディースに通院。採卵を2回行い8月に1回戻しをするも、
金銭的精神的に追い詰められて現在は休んでいる。基礎体温もつけていない。

今回の主訴(冷え性)は昨年の秋ころから始まる。ことに気がつくような無理はしていない。

大柄で柔和な印象
眼神も柔らかい
声が思いの外小さく濁りがなく柔らかい
右>左肝の相火ががっちり突っ張っている
右臨泣:硬結寒え
右太衝岐部:腫れ寒え






舌尖を中心に芒刺の紅刺が多い
心下は詰まらずに緩んでいる
右厥陰兪:陥凹






大食
食事時間は不規則(夜は21時)
食べるのが遅い
食事前はいつも空腹感がある
食事はいつも美味しい
間食は若いころから変わらず、週に1回は14時~15時ころにおせんべいを食べる
飲酒はビール2本ほどを月に五回くらい

舌の乾きがよくある
大便は2日に1回ときどき便秘でお腹が張る

脾募が非常に大きい
両足三里:陥凹
右地機:腫れ寒え
左胃兪から三焦兪にかけて外側が陥凹 






右列缺:寒え陥凹






両親も冷え性
朝と深夜に調子が悪いが一定はしていない
翌日に疲れが残ることは滅多にない

小さいころはよく外で遊んでいる元気な子だった
子供のころから低体温で、平熱が35.2度くらい
10代(高校)のころから冷え性が継続している

27歳仕事中トイレを我慢していたら膀胱炎になってしまった
尿潜血があり感染症だといわれる
処方された薬を症状が取れた時点でやめてしまっていたころから治りきるところまで行かず、このあと2年に1回ほど膀胱炎になる

30歳で結婚する前はアンカを使っていた
30歳頃から水分をたくさん服用するようになる。(2L以上/日)
35歳の時、ご主人とマラソンを始めた週に4~5回フルマラソンまでいった。このときは半年ほどで5~6キロ体重が減少した。
けれども寒え性には変化がなかったのでやめてしまう。

沈濡弱で右尺位が弦
左外陵付近に寒えがある(月経初日)
右>左湧泉:腫れ寒え




気虚



声が思いの外小さく濁りがなく柔らかい
沈濡弱で右尺位が弦
舌が若々しく生気がしっかりとしている
右列缺:寒え陥凹




不明



寒えが始まると同時に、膝の下が乾燥する







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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