圧迫骨節後の上背部痛の弁証論治


圧迫骨節後の上背部痛の弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



肝陰不足、肝気上逆などの根本である、更年期からの腎気不足を補うこ とを第一とする。

必要であれば、骨折によって滞っている足太陽経絡の疏通をはかる。




生活提言



東洋医学的な観点では、○○さんの圧迫骨折後の上背部痛がなかなか取 れないのは、更年期に無理をされて腎気(生命力のようなもの)不足と なり、これに猫背が重なって回復力を妨げていると考えられます。

そして、今でも気を張って遅くまでお仕事をされていますので、なかな かこの腎気が回復できていません。

もちろん今後もお仕事を続けながらの治療になると思いますが、少しで も早く効果を感じてもらうためにも、日常生活でも次のことに気をつけ てください。

・睡眠をしっかり取るようにする。

・しばらくはゆっくり休日を過ごす。

・姿勢に気をつけて、仕事で同一姿勢が続いたら、少し肩甲骨を動かす ようにする。

すべてをきっちり守ろうとすると長続きしませんので、肩の力を抜い て取り入れてみてください。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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