病因病理:弁証論治


空咳の弁証論治
五臓の弁別








・特に運動をした後は心地よい感覚がある
(肝気欝滞が運動により疏肝される)
・冬は室内など寒くするほうが調子がよいが、足は少し冷える
(肝気が強いため上半身は寒さを感じない)
・入浴後に調子が良くなる

・左関上 沈位にときどき弦
・右肝の相火あり
・左胆兪硬い(頂点)
・左肝兪硬くて深い
・筋縮硬い
・右右太衝硬結、ひえ
・舌裏アリ






・右厥陰兪陥凹
・右心兪陥凹
・右内関ゆるみ
・右外関ゆるみ
・右神門硬結
・右霊道ゆるみ
・右後谿ゆるみ






・子供時代の脱腸、現在の食道裂肛ヘルニア(脾の昇提作用、臓器を支える力が弱い)

・ 子供の頃から他人の運転した車で山道を走ると、調子が悪くなる具体的には、後頭部の重だるさ、吐き気、めまい、胃の不快感などの症状が出て、便通があると回復。その時の便は軟便のことが多い。その時決まって手足の陽明経(手足の三里付近)が重だるくなる。(脾失運化により痰濁が阻滞)

・ 11歳。胃がムカムカすることがたまに起こるようになる。たまに口臭を感じるようになる。特に朝は食欲がなく吐き気が起こることが多かった。最近は朝でも食欲がある。

・ 梅雨の重だるさ、朝は調子がよく、夕方にきつくなる(脾虚で特に気虚が顕著)

・夏の調子の悪さ(油っぽいもの、冷えたもの、酒類を食すとすぐに下痢をする。脾が暑邪に傷めつけれたため起こるのであろう。肺の衛気不固と共に、脾の弱さも夏に調子が悪くなる一因ではないかと思われる)

・ 体重の変動が大きく、太りやすい(脾の運化作用が弱く、痰濁が脂肪という形で身体にまとわりつきやすい)

・ 寝不足の日の昼食後には必ず眠くなる。睡眠が足りている日の昼食後も、沢山食   べた後は眠くなる(脾の昇清作用が弱い)

・ 鼻尖~鼻腔 腠理の疎
・ 舌歯痕あり。 白膩苔
・ 右関上 虚 輪郭が甘い 沈位がない
・ 両脾募あり
・ 左胃兪硬くて深い
・ 左脾兪硬い
・ 太白 冷えきつい、動きが悪い
・ 右公孫、ゆるみ、ひえ
・ 右三陰交 ひえ






・ 花粉症を発症(高校時代57,8キロ、運動量が多く、汗を拭かずにいて身体が冷えるとくしゃみや鼻水がでる、当時はあまり気にしていなかった)

・ 夏の調子の悪さ(肺気が不足しているため、衛気不固であるため。冷房の中と炎天下を出入りすると、始めは気持ちが良いのだが次第に調子が悪くなる。具体的には炎天下→冷房だと身体が冷えてくしゃみと鼻水が出て、冷房→炎天下だと汗が大量に出てだるくなる。)

・ 秋に空咳がでる(去年のように台風が来た秋は空咳がでなかった。肺陰虚か)

・ 柳の綿帽子の飛ぶ4~5月頃、空咳がでる(やはり外邪の侵入を許してしまうということでこれも肺気不足による衛気不固と考えるべき)

・ 秋に風邪をこじらせて気管支炎になり、空咳が出る。清肺湯と山豆根で2ヵ月後に治まる(肺陰虚)

・ 舌先に紅点あり
・ 背部自汗っぽい
・ 左肺兪発汗
・ 右肺兪動きが悪い
・ 右合谷 脹れた感じ、熱感発汗
・ 左合谷 ゆるみ
・ 左温溜の内側ー硬い
・ 左孔最 硬い






・臍下冷えなし
・入浴後に調子が良くなる(腎気が充実している)

・右太谿冷え
・右照海少しひえ(体幹に冷えはないが、末端は冷えている。少しずつ腎陽が少なくなってきている証か)
・2、3歳の時にアトピー性皮膚炎にかかるがいつの間にか治まる(先天は弱くない)








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