時系列の問診


骨盤内の冷えの弁証論治
主訴:問診




35歳 女性 パート
身長:165cm
体重:50kg
家族構成:夫

主訴・・・骨盤内の冷え







【骨盤内の冷えについて】

結婚して、仕事を辞めて、家にいるようになってから、臀部の冷えを感じるようになる。結婚後、体調が悪かったので、数ヶ月して仕事をするようになると体調は良くなったが、臀部の冷え感は良くならない。

卵巣嚢腫の手術をしても臀部の冷え感に増減はないが、徐々に下腹部にも冷えを感じるようになってきた。最近は鼠径部にも冷えを感じるようになり、冷えを感じる部位が増えた。

今は仕事中もずっと座っていると気になるが、一番気になるのは寝る前に横になってる時。お風呂に入ったりして温めると少しいいがすぐ冷える感じはする。動いていたり、家事してると感じないが、座ってしばらくすると感じるようになる。今の仕事はじっと座っていることが多いので、仕事中も冷えが気になることがある。

休みの日は車に乗ると気になることが多い気がする。休みの日でも寝る時に気になる。動いている時よりじっとすると気になる。

臀部、下腹部、鼠径部のどこかが冷える感じで、どこが冷える感じがするかはその時による。外気温は関係ない感じ。夜寝る時が一番冷たく感じるので、カイロを当てたりしているが、そうすると身体は全体として暑い。本人も触って冷たいと感じるわけではない。

臀部はぶつけた記憶はない。鍼治療をするとお通じ、睡眠は良くなるが、冷えは変わらない。治療した帰りの電車で座ってて冷えを感じる。先日沖縄に行っていている時は、冷えを感じなかった。







【一般状態について】

お通じ・・・漢方を飲むようになってから(鍼灸治療をするようになってからとも言う)便秘は毎日出ることもあるし2日に1回から3日に1回。それ以前は1週間とか出ないこともあった。一時期薬を飲んでたこともあった。鍼灸治療をすると毎日出るのが一週間ぐらい続くが、それから徐々にお通じの間隔があくようになる。昔は便秘がひどかったからそのためにお腹が張ってる感じはあった。今は便秘でお腹がなる感じはないが、最近ご飯を食べてお腹(下腹部)が張る感じがある。生理前の方がお通じが良くなる感じ。

飲食・・・食欲はある。食べ過ぎたりはしてないと思う。間食はあまりしてないと思う。甘いもの好きだが、食べないようにしている。冷たいものも食べないように気をつけてる。仕事中に飴やガムはよく食べる。お茶も温かいものを1日1.5~2リットルくらいは取っている。だから仕事中はトイレは近い。水腹にはならない。夜間排尿はない。以前の職場では、よくお菓子を食べていた。

睡眠・・・眠りが浅いわけではないが、よく夢を見る。12時までには寝るようにしてる。6時頃には起きる。朝はスッキリ起きれているほうだと思う。寝れる時と、寝れないときがある。夢はよく見る。

結婚後の体調不良・・・結婚して、仕事を辞めて、家に居るようになってから体調が悪い時期があった。急に吐き気がして吐いたり、目眩がして倒れたりした。下痢もひどい時もあり、下痢だったり、便秘だったりした。とてもストレスで精神的にちょっとまいった感じがした。食欲も無くなり、少し痩せた。 結婚前に特別忙しかったわけではないし、体調が悪かったこともない。仕事復帰してから、下痢、吐き気は無くなった。仕事を始めてからは体力的には疲れるが、精神的にすごく楽。仕事自体の内容も楽。仕事はストレス解消。

体重の変化・・・20歳頃は55キロくらいあったが、その後50kgくらいで安定していた。結婚前に自然に徐々に45kgくらいまでに痩せていった。結婚前特に何かあったわけではない。結婚して仕事辞めてから、食欲が無くて痩せた時期はあったが、その後少しずつ太って戻ってきた。

足のむくみ・・・足のむくみは随分まし。夕方になるとむくむ。20代はひどくむくんでいた。朝は大丈夫。休みの日はあまり気にならない。季節は関係ない。今は足がだるくて寝る時に気になるからむくんでると思うとのこと。見た目でむくんでるなと感じるわけではない。

その他・・・梅雨の時期に体調が悪いとかは無い。季節の変わり目の春や秋は身体がだるい。雨天で身体がだるいとかはない。







【婦人科系】

生理周期は28日、5日間。
生理痛は元々ほとんど無し。
生理の量は最初の頃の方が多かったような気がする。期間は変わらない。少し塊が混じることもある。手術の前後で変化は無し。
不妊治療中。







【既往歴】

卵巣嚢腫の手術。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











一元流
しゃんてぃ治療院