時系列の問診


右腰が痛くなりやすい弁証論治
問診



問診日:2020年8月13日

63歳 女性

身長:158cm、体重:56kg、血圧:120/70

家族構成:夫、義母、(息子一家:離れに住むが現在建て替え中のため別居)

肉親の病気の遺伝的傾向:糖尿病(父)、加齢黄斑変性(母)、心筋梗塞(弟)

現在飲んでいる薬やサプリ
 タモキシフェン(女性ホルモンを下げる薬)
 ミカルディス(血圧を下げる薬)
 ルテイン(目の病気にならないように:加齢黄斑変性になりやすいと言われる)

【今一番つらい症状について】

右腰(胞肓あたり)が、中腰を続けたときに痛くなる。休めば治る。
数年前から。中腰を続けないように気をつけているため、悪化傾向ではない。
横座りをするとき、必ず左足を下にする。しばらく座っていると
右腰(胞肓あたり)に違和感が出てくる。長時間座った状態で急に立ち上がって
歩きだすと不自然さを感じる。上手く歩けてないような。

【問診で出てきたエピソード】

あぐらをかくときもいつも同じ足の組み方をする。股関節を柔らかくしたいので、 あぐらの体勢で膝を床に押し付けるストレッチをすると、階段を降りるとき右膝に 急に痛みが出ることがあり、しばらくすると急に治る。今年の夏。

京都旅行でものすごく歩いて、最終日に階段を降りるときだけ左膝裏がものすごく 痛くなって大変だった。翌朝にはすっかり治っていた。56歳。

58歳、ひどい腰痛(左右とも。場所は忘れた)で寝返りもできないほど。
接骨院に行き1回目で改善。その後も3回ほど通って終了。
施術は姿勢を正すようなストレッチのようなもの。
その後も腰(右のお尻~腿の付け根にかけて)がつらくなると接骨院に通っていた。
60歳頃まで3~4回ほど。

調理中に突然、左肩に激痛が起こった。一晩寝ても治らないから整形外科へ。
ブロック注射をして治ってそれきり。2~3年前か。

1年くらい前から月に1回、整膚をしてもらっている。主に左脇・肩。楽になる。

【他に治したい症状】

左足裏小趾付け根タコ:右腰が気になり始めた頃できた気がする。裸足で歩くと痛い。
免疫力が心配。乳がん、大腸がんになったし、口内炎がよくできていたときがあった。
肩こりはいろんなところで硬いと言われる。

【既往歴】

7歳・・・盲腸の手術
54歳・・・乳がん。手術で左胸・リンパ節切除。
62歳・・・大腸がん。開腹して小腸と大腸の間を切って繋げた。

【ふだんの状態について】

体調の良い変化:記載なし
体調の悪い変化:記載なし

風邪を引いたときは、のど痛が多い(62歳の肺炎以降は風邪を引いていない)

(食事)

食欲は若いときから変わらない
食事時間は規則的(朝6時、昼12時、夜18時)
食事時間は15分くらいで、よく噛んで美味しく食べる
食事前の空腹感は時々
食後にお腹が張ったり胸焼けすることはない
よく食べるもの:豚肉、野菜
好き嫌いはない(あえて言うなら白いアスパラの缶詰が食べられなかった)
間食は昼食直後によくとる(果物・あられ)

(タバコ)

吸わない

(飲酒)

飲めない(飲むとすぐ真っ赤になる)

(飲み物)

200㏄のコップで10杯以上
ほとんどお茶、あとは豆乳・飲む酢

喉は時々渇く(普通に水分をとればおさまる)
口・舌・喉の違和感はない

(大便)

1日に1回出る
便秘はない
大便が出きらない感じはない
大便の形はバナナ、量は多い、
便器に付着して取れにくいことはめったにない
臭いは普通・めったに臭わない
今まで便通で苦労したことがなかったので、大腸がんになるなんて思わなかった

(小便)

1日に6回出る。
残尿感、尿切れが悪いことはない
尿の色が黄色になることはめったにない
夜間排尿はない

(睡眠)

就寝23時、起床6時
寝つきは良い
夢は見ない
寝起きは良い
翌日に疲れが残ることは時々(孫をよく抱いた翌日)

【婦人科の状態について】

初経10歳、閉経54歳(乳がんの手術以降なくなった)

出産は2回、正常分娩(25歳・27歳)
流産は0回

出産後の体調・生理の状態は変化していない
出産後、完全に復調していると思う
母乳はよく出た
出産後、生理の再開が早かった印象(でも授乳中ではなかったと思うとのこと)







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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