時系列の問診


胃痛腹満の弁証論治
主訴:問診




仕事:39歳女性学生
  歯科衛生士(週2回アルバイト)
  出張治療(月2~3回)
家族構成:両親、姉、甥1人、姪2人と同居
血圧:95/65
体重:45kg、 身長:156cm
肉親の病気:父~狭心症、母~高血圧、姉~胆石症







今一番つらい症状:ストレス時や疲労時に、食後の腹部膨満感や胃痛などの
  胃腸症状をおこしやすい。

どのような状態か:胃痛~急におこる
  腹部膨満感~徐々におこる
つらい時期:イライラしたとき、緊張したとき、

症状は悪化傾向にあるか:胃痛を起こす頻度は少なくなったように感じる

症状の出現:初発~17歳ころ胃痛
  その後、年に2~3回
  腹部膨満感は20歳ころから(はっきりとはわからない)
  その後、週1回くらいおこる

どのような時に起こるか:緊張やストレス時に起こりやすい

他に治していきたい症状:
  ・皮膚症状 (夏~日光過敏で湿疹、下着の締め付け~かゆみや腫れ)
  ・右下腹部のひきつれるような痛みがときどきある(虫垂炎を抗生剤で治 して以来)  
  ・月経時痛と、月経後期の頭痛
  ・抜け毛、白髪







*今一番つらい症状について*

いつ頃始まったか:   胃痛は現在ない
  食後の腹部膨満感は07’3~4月ころからか?(慢性的におこりやすいので、 はっきりとはわからない)

原因など:卒論、教育実習、進路選択などの緊張とストレス

随伴症状:食欲不振または過食、
  身体がだるい

全身的な体調との関係:よくわからない

過去の治療:受けていない







<ふだんの状態 NO.1>

どのようなときに全身状態が異常に変化するか

*よい変化
1. 春、秋
3. 入浴中、後
7. 温かいものを飲食した、休日に家でくつろぐ

*悪い変化
1. 夏、クーラー、秋、季節の変わり目、
4. 肉体疲労時・気を使った後・睡眠不足・旅行の後
5. 風邪を引いたとき
  風邪の症状~のど痛、発熱、便秘、食欲不振、肩こり
6. 食後、食べすぎ、飲みすぎ、
7. 空腹時に気を使う、冷飲食、油ものをたくさん食べる

食欲について:普通~小食
  若いころにくらべ、徐々に落ちている
食事時間:夜以外は規則的(朝:7時、昼13時、夜17~21時)
食事時間、朝昼は15分、夜は30~40分)
よく噛むか:普通
おいしいか:家の食事はおいしい
食後:膨満感はよくある
よく食べるもの:白米または胚芽米、食パン(自家製)、豆製品、季節の野菜、 根菜類

好き嫌い:好き~豆類、ご飯、芋類、かぼちゃ、ナッツ類
嫌い:油こいもの、味の濃いもの、ピーマン(嫌いではないが食べると胸焼けするので食べられない)、肉の脂身

間食:毎日2回以上。せんべい、クッキーなど。4年前からよくとるようになった。

喫煙:なし
飲酒:ほとんど飲まない
飲み物:温かい茶 100cc6杯、1日600cc







<ふだんの状態>VOL2

口:時々渇く
口が甘いときが、ごくたまにある

大便:3日に2回でる
便秘でお腹が張ること:今まではめったになかったが、最近2週間は、2日くらい出ないと張りを感じ る
薬服用:なし
大便が出切らない感じ:めったにない
大便の形:ストレス時~コロコロまたは軟便、通常はバナナ
量:通常はこぶし大、コロコロの時は少ない
便器に付着:めったにない
臭い:普通、めったに臭わない

小便
1日7回
残尿感なし
切れが悪いことなし
色が悪いことなし
夜間尿なし

睡眠:12時就寝、6時30分起床
寝つき:普通
眠り:夢をよく見る
寝起き:普通
翌日に疲れが残ること:時々ある
夢の内容:覚えていない







婦人科の状態について
つらい症状と月経とは関連なし
婦人科の病気になったことなし
月経開始:11歳
周期:33日型、5日間

月経が起こることによる体調不良:いつも
時期:月経初期→刺痛、鈍痛、疲れ、思考力低下、むくみ
  部位~下腹部痛、下肢のむくみ
  月経後期→頭痛(前、側頭部)
血の色:濃い
血の形状:粘った膜
血の量:やや少ない
血量が多い時期:1、2日目
妊娠経験なし







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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