胃痛腹満の弁証論治


胃痛腹満の弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



健脾をして、脾気をたてることを目標とする。
脾気をたてることで、肝気の横逆に負けないようにするとともに、
器も大きくなるので、外的な刺激に対する抵抗力
がつくと考えた。
脾虚は長期にわたったため、腎虚まで及んでいるので、
健脾をすることにより、腎気もおぎなわれるものと考えられる。

また、局所的には、右下腹部の虫垂周辺の、痛みの発生する
部位に直接治療し、気滞、お血を解消する。




生活提言



現在、ストレスが減り、胃の痛みも少なくなったとのこと、
よかったですね。
甘いもの、油もの、暴飲暴食、冷えは胃腸に負担が かかります。
お食事に気をつけ、睡眠をしっかりとり、身体を冷やさないように
すると、お身体の調子がよいとのことですので、これからも気をつけて 下さい。
胃腸の調子がよくなれば、元気がつき、身体も温まります。
冷えが以前より改善されてきたのは、
生命力が回復してきた明かしだと言えます。
気にされている抜け毛や白髪の増加も、年相応なスピードに
落ち着いてくるのではないかと思われます。
また、月経痛も最近は軽くなったそうですね。
骨盤の運動は手軽にできるものですので、続けていきましょう。
運動は胃腸にもよい影響があるので、全身運動として、
ウォーキングなどを加えていただくとさらによいでしょう。
是非今後も御自分のお身体にあった生活を送るように、こころがけて 下さい。

来春から生活環境が大きく変化し、緊張をすることも
多くなることでしょう。
その前にお身体をさらに回復させ、ストレスに負けない
身体作りをしていきましょう。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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