高血圧の弁証論治


高血圧の弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



きっかけはストレスからの肝鬱気滞ですが、その結果、腎気の不足・ 脾気の虚損からの内湿の発生が、肝鬱気滞を悪化させる要因に なっています。ですので、まず腎気を立てて、支えをしっかりさせます。

また脾気の状態を改善し内湿の発生を防ぐようにして行きます。

肝鬱気滞を腎の支えで少なくさせること、内湿の発生での気滞の状況の 悪化を防ぐようにします。




生活提言



5年前の精神的なストレスが引き金で体重増加が強まり、ご本人も 自覚症状がないまま、血圧が上昇していきました。
この頃から身体の土台の力が少し落ちたものと思います。

ストレスを出来るだけ溜めずに、発散できるように心掛けて下さい。
お仕事とご自宅での時間が多いと思います。運動も室内運動が多いので、 空いた涼しい時間に、運動も兼ねて、ウォーキングなどされては いかがでしょうか。

また、腰に負担がかからないように現在でも注意されていますが、 さらに気を付けるようにして下さい。
室内運動の後は、汗をかきやすいと思いますので、腰部や腰部以外も 冷やさないように注意して下さい。

現在は、食生活の改善と運動不足の解消で、体重は減少して安定して きていますので、胃腸の状態も良くなっていると思います。
この生活環境を続けるようにして下さい。

味の濃いものの過剰摂取、梅雨時の生活習慣には特に気を付けて 下さい。
規則正しい生活・睡眠・食事を忘れないように心掛けて下さい。部屋の 中の湿度が高くなりやすいようでしたら、除湿するようにして下さい。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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