肩、腰の痛みの弁証論治


肩、腰の痛みの弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



腎気をたてながらまず風邪を抜くことを第一目標とする。

風邪が脱けたのちには、腎気をできるだけたてていく。

肝気がおさまりやすくなり、睡眠が継続してとれるようになることが目標。

腎気がたてば気虚も救われ、鬱滞もおこりにくくなると思われる。

腎気を助けるために、必要があれば脾気も補うが、基本的に患者さん自身に食養 生していただく。




生活提言



介護の仕事はやりがいがありますが、気を使い、体力も使い大変な仕事だと思い ます。今回、仕事などの疲労から腰痛や肩の痛みが出てしまいましたが、お体の 状態を拝見しますと、もっと以前からの疲労が蓄積され体の土台を損なっている 状態とお見受けしました。眠れないということは、土台が損なわれている状態と 考えることができます。そして、土台が弱っているので風邪をひいてもうまく追 い出すことができず、症状は治まっていても体に居座り続けているという可能性 が高いです。

まず、風邪をしっかり追い出し、体を立て直していくようにしたいと思います。 転職され、夜勤のない仕事になりましたので、疲労も回復しやすくなるのではと 思いますが、夜はたとえ目が覚めてしまっても、なるべく目を閉じて頭を休める ようにしてください。スマホを夜中にやりすぎないようにしましょう。

また、食後にお腹が張ったり胸焼けがしたりするのは食べすぎです。胃腸を疲れ させてしまうことも、体の土台に無理をさせることになってしまいますので、そ こまで食べてしまわないように気を付けましょう。間食は習慣になってしまって いるかもしれませんが、少しずつ減らしていけたらと思います。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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