疲労が溜まると下肢が痛む弁証論治


疲労が溜まると下肢が痛む弁証論治
治療指針:生活提言




治療指針



まずは日々の睡眠時間を確保してもらうよう努めてもらい、 治療は、補腎・補気を中心とする。

風邪の反応がある間は、風邪を追い出す応援もする。

アトピーやむくみの経過観察も続け、改善のヒントを探したい。




生活提言



○○さんは、自覚されている通り、疲労が溜まっているようです。

主にストレスと睡眠不足から、疲れを回復させることができないまま 消耗している状態です。30歳あたりからバランスを崩し始め、様々な 症状が出てきていますね。そしてそれが長く続いているため、現在は 全身的・慢性的なエネルギー不足となっています。

このところよく感じるようになった、左下肢の痛み、そして右膝内側や 右母趾の痛みも、このエネルギー不足が背景にあり、使いすぎや負担が きっかけとなって、痛みが出ているのだと思われます。また、風邪を 引きやすくなったことも同じ背景が原因です。







まずは、睡眠時間を確保しましょう。疲れが取れると自覚している 6時間、最低限取るよう心がけてください。朝起きる時間が決まって いるならば、そこから逆算して前日の夜お布団に入る時間を決め、 生活してみてはいかがでしょうか。

翌朝に疲れが残っているか、身体の声に耳を傾け、疲れが残っている ようならその日の夜は睡眠時間を増やす等、気をつけてください。

整体院を開業して、いろいろとやりたいこと・考えることもあるかと 思いますが、整体院の土台は、○○さんの身体です。その○○さんの 身体の土台を養ってくれるのは、睡眠です。

アトピーやむくみの悪化も、ストレスや睡眠不足からくるバランスの 乱れが大きく関わっていますが、そんな中、顔のアトピーだけは軽く なっていますね。現時点では、詳しい因果関係は分かりませんが、 今後も経過観察を続けることで、改善のヒントを見つけたいと思います。

(改善きっかけ候補、今は乳酸菌サプリと腹式呼吸に注目しています)

睡眠時間をきちんと取り続けることで、様々な症状の振れ幅も少しずつ 落ち着いていくと思います。また現在、風邪を引いているようですので こちらも気をつけてください。







○○さんは、セルフケアができる技術・知識をお持ちですので、治療を 頻繁に受けに来るよりも、睡眠時間を確保しながらセルフケアするのが よいと思います。どのような手の入れ方がよいのかチェックするために 来ていただき、わたしと話をすることで、ご自身を別の視点から見直す、 そんな風に利用していただけたら、と思います。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療指針:生活提言











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