病因病理


五臓の弁別






『肝』



○精神的ストレスで胃の痛み増悪。(肝鬱)

○痛みの部位は季肋部。(肝鬱の胸脇苦満)

○眠りが浅い。(肝血虚)

○時々、生理1日目の下腹部痛。月経血がどばっと出ると楽。(肝鬱)

○生理時の血塊。(肝鬱)

○生理前に時々、胸の脹痛。(肝鬱:但し、以前に比べ現在は軽いし、半年に1度位 しか起こらない。)

○胃が痛いときの生理の遅れ。(可能性:肝鬱)

○胃が痛いときの背中の痛み。Th7~Th12の2行線あたりの痛み。(肝または脾の問 題)

○左関上 浮位に弦緊(肝鬱)

○舌裏なし(可能性:瘀血の問題少ない)

○右臨泣 寒えー腫れ(可能性:肝鬱)

○右肝兪 熱(可能性:肝鬱)

○剥苔アリ(舌尖、舌縁)




『心』



○痛みの部位は心下部。(胸脇苦満)

○左小指背側の通年性の肌荒れ。(小腸経の経絡から心の問題の可能性)

○年に1回ぐらい動悸(専門学校3年ときは年に数回あった)。(心の問題)

○右内関 陥凹

○右後谿 寒え

○右霊道 陥凹 寒え

○剥苔アリ(舌尖、舌縁)




『脾』



○冷えで胃の痛みが増悪。(脾陽虚または腎陽虚)

○入浴で胃の痛み改善。(脾陽虚または腎陽虚)

○梅雨~夏にかけて肘のあせも。汗がひどい時は首、膝の裏にも出る。(脾虚)

○子供の頃の食欲なし。(脾胃虚弱:但し現在は回復)

○間食をする。(脾胃を損傷する可能性)

○果物の摂取。(脾胃の陽気を損傷する可能性)

○胃痛時のお腹の張り。(大腹脹満)

○胃痛時の便秘。(脾の問題の可能性)

○げっぷ。(胃気上逆)

○胃痛時は食欲なし。(脾虚)

○冬の暖房による顏、特に目の周りの肌荒れ。(脾虚)

○小児喘息。(肺虚または脾虚)

○小児のアトピー性皮膚炎。(肺虚または脾虚)

○胃が痛いときの背中の痛み。Th7~Th12の2行線あたりの痛み。(肝または脾の問 題)

○右関上 沈位から浮位にかけて虚(脾虚)

○薄白苔(可能性:痰飲の問題少ない)

○歯痕わずか(気虚)

○臍周に動悸(脾虚)

○右左脾募アリ(脾虚による痰飲)

○右大都 寒え

○右公孫 ゆるみ、ひえ

○足三里 虚 右1左3 寒熱なし、陥凹あり 発汗なし

○右三陰交 寒え

○右陰陵泉 寒え、深い

○右厲兌 寒え

○左脾兪 陥凹 亀裂

○右第三趾外側(第二錘兌) 寒え




『肺』



○乾燥肌。(肺の問題)

○小児喘息。(肺虚または脾虚)

○小児のアトピー性皮膚炎。(肺虚または脾虚)

○右風門 陥凹 発汗

○大椎周り 暖かい

○右合谷腫れ、ただし 左右の寒熱の差なし

○左合谷緩み




『腎』



○寝不足の日の朝は起きた時にキューと内臓が締め付けられる感 じ。(腎の問題)

○冷えで胃の痛みが増悪。(脾陽虚または腎陽虚)

○入浴で胃の痛み改善。(脾陽虚または腎陽虚)

○寝不足で胃の痛みが増悪。(腎を損傷)

○疲れると胃の痛みが増悪。(腎虚)

○深夜の山登りで胃痛。(腎を損傷)

○翌日に残る疲れ。(腎虚)

○疲れたときに時々起こる耳鳴り。(腎虚)

○寝起きが悪い。(脾陽虚または腎陽虚)

○右薬指掌側限定の通年性の肌荒れ。(三焦経から腎の問題の可能性)

○寝起きが悪い。(腎陽虚)

○右照海 寒え、やや陥凹

○右太谿 寒え

○右崑崙 寒え

○右至陰 寒え

○右腎兪 非常に大きい、陥凹深い








主訴:問診

時系列の問診

時系列の薬歴

その他四診

五臓の弁別

病因病理:証:論治

治療をして











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