切診など


身体がだるい弁証論治
時系列の問診




昔:お通じはもともと毎日無い。

小学生:喘息ひどかったが、中学生くらいになると徐々に 軽くなっていった。

高校生:喘息は1年に1回あるかないかくらいに減った。
(今は喘息無い。)







24歳頃:夜勤のある仕事に就職。
体重60kgくらい。

26歳頃:仕事が忙しく、食生活が乱れて、太り始める。

そんなある日、風邪を引いて喉が腫れた。
風邪が治っても喉の腫れが引かず、検査を受けるが ホルモン値に異常は無かった。
しかし喉の腫れは引くどころか、どんどん腫れていき 甲状腺摘出の手術を受ける。
術後は実家で養生していたので、食生活も良くなったので 体重も元に戻る。一時的に汗が出たり、身体が冷えるような 症状が出たが、しばらくしたら体調は良くなったが、疲れると ホルモン値が少し高い時があるが大丈夫とのこと。

この手術後、疲れて身体がだるくなると肩がこって、 首筋から鎖骨の下にかけて凝る感じで、それが”のどや 胸の閉塞感”として感じる。

(問診者注:先日2回目の治療をしたのですが、その時声が かすれてるような鼻声のような感じだったので聞いたら、 のどがかすれるようなことはよくあるとのことで、仕事で 大きな声を出すからかなと思うと言っていました。)







30歳:介護施設で働き始める。

夜勤があり、長時間労働となる。
疲れを感じ始めるが、30歳になったからかなと思う。 この仕事に変わった頃から体重が70kgを超える。

32歳:胃もたれ、お腹の冷え、倦怠感などいろんな症状が出てくる。

生理前後に生理痛がり、会社を休むことがあった。
検査で小さい筋腫が見つかり、卵巣の腫れがあると言われるが、 経過観察となる。

月経量が減りだし、月経期間が短くなり始める。

風邪を引かなくなる。以前は一冬に1回は引いていた。

日勤のみで定時に仕事を上がるようになる。


H18.8月:胃の調子が悪く、食べると痛み、背中も痛い。
胃カメラで出血を認められ、薬を飲む。
胃が痛くなって体重が74kgになる。それ以前は
75~76kgはあった。
2ヵ月後には良くなる。

H18.10月:生理痛用の腹痛が常時あるようになる。
不正出血が続く。
その他の不定愁訴もピーク。
卵巣がまた腫れてるので、H19.春に手術決まる。
温経湯を処方されて、手足の冷えはましになる。

H18.12月:手術のためにホルモン剤の注射が始まる。 生理が止まり、不正出血がなくなる。 足は冷えてるのにのぼせる。 体がだるい、眠れない、朝起きれない。 加味帰脾湯(137)、防風通聖散(62)が処方される。

H19.2月現在:体のだるさ、足の冷えがきつい。
桂枝茯苓丸(25)、四物湯(71)が処方される。
体重74kg、身長166cm。(問診者注:注射してからは 計ってないが体重増えてると思うと言っていたので もう少し重いかも知れません。)







温経湯(106番)・・・身体を温めながら補血して活血。
加味帰脾湯(137)・・・主に補益心脾しながら、肝鬱の熱を取る。
防風通聖散(62)・・・清熱(解表、瀉下、利水で表裏の熱を取る)しながらも、気血を補って、瀉法の行き過ぎを防ぐ。
桂枝茯苓丸(25)・・・主に活血化オ。少し健脾利水
四物湯(71)・・・補血(特に肝血)







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療方針:生活提言











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