身体がだるい弁証論治


身体がだるい弁証論治
治療方針:生活提言




治療方針



ホルモン注射により症状が強く出ているが、中心である腎気の損傷が大きいために納まりが悪いということに変わりは無いので、腎気を建てることをメインの治療としたいと考えています。

ただ、仕事により生活が、特に食生活に乱れがあり、それがもともと強くない脾気をさらに傷めていて、腎気を建てるだけで脾気が回復するのは難しいと考え、脾気も治療していきたいと思います。




生活提言



ずっと続いた忙しい仕事により、徐々に溜まった疲れが生命力を回復する時間である睡眠でも取れなくなり、少しずつ身体の土台の力を損なっていき、そのために一連のいろんな症状が起こっています。今はホルモン注射により、子宮筋腫や卵巣嚢腫による症状は無くなりましたが、身体の上下のバランスの悪さがより鮮明になっている時期です。これも土台の力である身体の根っ子が弱いために起きています。

これまでに損なってきた身体の力を回復させるために、身体を労わってあげる気持ちで休息を充分に取ると良いでしょう。そうやって身体の力を回復させておくことは、5月に予定している手術でさらに身体を傷めないためにも、今から養生しておくのは良いことだと思います。

また、胃腸の弱りもかなりあるので、それが身体の力の回復の足をひっぱているように見受けます。質、量、食べる時間(夜遅くに食べない)などに工夫されたほうが良いかと思います。ただ、仕事柄のストレスも多いようなので、それに加えて食事の節制でもストレスを感じてしまうと続かないと思うので、少しずつ工夫しながら、食べられるといいでしょう。それに伴って、体重がゆっくりと減ってくると身体の調子自体も変わってくると思います。







主訴:問診

時系列の問診

切診

五臓の弁別

病因病理:弁証論治

治療方針:生活提言











一元流
しゃんてぃ治療院