その後の経過


論治






肝欝がひどくなり、結果的に腎気の損傷をもたらしてしまったというのが、現在の 身体状況であると思います。

肝気を払うことが先か、腎気を立てることが先かという問題になるのだと思います が、木の枝葉である肝気をバンバン払っても、肝の木の根元に水分を補給する腎気が弱っ たままでは、結局木は倒れてしまいます。ですから、補益腎気を優先させ、まずは木に水分補給を して、それから、不要な枝葉を取り去るべく、肝気を払っていけば良いのではないかと思い ます。

ただあまりのんびり水をやっていると、枝葉が伸びすぎて重くなり、ポッキリ折れ てしまうので、バランスを診ながら治療の優先順位を決めていくことが大切なのだと思います。

肝の疎泄が良くなれば、気滞、気逆もおさまり、下焦の滞りも解決されるのではな いでしょうか。

また、腎気が立つことで、本来の腎陽過多気味の素体になれば、寒邪を引き込むこと も少なくなると思います。







論治

補益腎気 疎肝理気解鬱 








主訴:問診

四診

五臓の弁別

病因病理

論治

その後の経過











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